2009年5月31日日曜日

カンボク(肝木)の花



雪で倒れた年、その大半の枝を落として残したカンボクの木です。母屋裏山の斜面なので、一つ上の段の柿の木の切り株にロープを掛けて引き起こしました(ロープはかかったままです)。

もう5~6年は経ちますが、残った枝が伸びて今年も以前と同じように花がたくさんつきました。
ガマズミの仲間は同じような花が咲きますので、葉っぱと実を頼りに識別することを覚えました。

今日は裏庭の川岸にネット張り。向こう岸から渡って来るかも知れない鹿や猪よけです。これで家の周りは電柵とネットに囲まれたような ものです。

2009年5月29日金曜日

立浪草の花


ワイルドストロベリーが赤く熟れ掛けました。先にあった銀杯草を押しのける程の勢いで、ランナーを伸ばしています.



そのワイルドストロベリーを少しだけ別植えにしていた鉢の中で、タツナミソウ(立浪草)の花が咲いていました。貰ってきた時に種が付いていたのでしょうか、それにしてももう4~5年は経ちますのに。花の咲く様(寄せる波のように見える)から付いた名前だそうです。
外歩きでは見付けられなかったので、庭先で咲いていたのには吃驚でした。


父の代から使っていた精米機が壊れました。この辺りにコイン精米機が有るのかどうか?取り敢えず車に玄米を積んで走ってみました。ありました。何時も下って行く道路の途中、しかも何度も走っている所なのに気にも留めていなかったのでしょうね、自分の観察力の薄さにあきれています。

これで明日も無事に御飯が炊けます。

2009年5月28日木曜日

マユミの花

マユミの花

もともとは田の畔にあったものを、宅地にした折に業者さんが移植してくれました。木は随分と大きくはなりましたが、ほんの少しを残すだけで殆どの実は鳥の餌になったり落ちてしまいます。それでも何処かしらに実生の苗が生えますが、大抵は草刈りの際に刈り払ってしまいます。花は小さくて、そばに寄ってみないと花とは判らないほど目立ちません。秋に赤い実を吊り下げる様とは異なって静かです。

もう5月も終わりだというのに、今日は肌寒い一日でした。朝から(高齢者の多い)会議に出ていましたが、午後は会場に暖房が入りました。我が家でも朝夕はまだストーブが必要です。高齢化率の精ばかりでは無いと思うのですが・・。
それでなくても遅れているのに、こんな天気では野菜苗がちっとも育ちません。

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2009年5月27日水曜日

筆りんどうの花


小さな花です。そこにふわっと薄紫の色がなければ、私の長靴の下になっていそうなくらいに、裏山でちんまりと咲いていました。

筆りんどう の花です。



蕾の形が筆の穂先に似ていることから付いた名前のようです。

その蕾を撮りたくて通い、6日目にやっと次の蕾に会えた時は大喜びしました。写真、果して穂先の様に見えるでしょうか。

株数が少なくて滅多に行き当たりませんが、今年は幸運でした。

2009年5月26日火曜日

フタリシズカの花

今年もたくさん花を付けてくれたフタリシズカです。 普段は滅多に歩かない裏山ですが、この時期はいろんな花が咲くので、ポケットにデジカメを入れて探索する楽しみを覚えました。ただ疲れた時の気分転換には持って来いなのですが、写真に収めるのがなかなか上達しなくて、別のストレスが生じる羽目に。

田植えが終わってホッとしたのも束の間、一昨日の朝からは共同作業での害獣除けの電気柵張り、先に田植えの終わった家の田圃には、既に鹿が歩いた足跡(まだ歩くだけで苗のうちは食べないそうです)がありました。周囲の田圃が電柵に囲まれたら我が家の畑が危ない!で、午後からは小雨の中で我が家の電柵張りをしました。少しは要領が分かってきたとはいうものの矢張り兄の手助けが必要な作業でした。
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2009年5月22日金曜日

田植えも終わりました。

最後の苗代田を植えました。ここまでにも随分と手間が掛り、実りの秋を迎えるまでの事を考えると、米作りも本当に大変だなぁ、と実感します。圃場整備の出来なかった小さな田圃では、これまた倍の手間が。お手伝い以外の何物でもない自分ですが、それでも大きな農作業が一つ終わってホッとしています。


右手首の痛みは未だ完治していません。でも細々とした作業は私の役目だと思って頑張っています。
使用済みの苗箱は、土の乾かないうちに洗ってしまいます。幸いにも田圃の水口近くには写真のように水が流れており、水量も豊富なので大助かりです。

種を蒔いておいた畑のキュウリもカボチャも、双葉になっています。明日からは好きな畑へ。

2009年5月19日火曜日

グミと猿

今年もナツグミの花が一杯付いています。夏を迎える頃、枝が赤くなるほどの実を付けてくれます。口の中に少し渋みが残ってそう美味しいとは思いませんが、熟した実はそれでも季節の味がします。
写真は我が家の裏に植えたグミで、いま私の身長程になった木の花です。

畑の上にはもう60年は越えたかと思われる大きな木があり、これは鳥たちの餌場になっていて、啄ばんでいく序でに畑の傍が赤くなるほど実を落として行きます。
一昨年の事です。朝から小豆の草取りに入っていました。昼食の準備に戻る時、手がどうにか届く所の枝を引っ張って、小さな籠一杯程の実を採って帰りました。子どもの頃は、夢中になって木から直接採って食べたものです。赤い実を抓みながら、母とそんな昔話を楽しみました。
午後再度草取りを始めた時、背の後ろで木の揺れる音がして振り返ると、赤い顔の大きな猿が、こちらをじっと睨んでいるのと目が合ってしまいました。まるで「俺の餌を取ったな!」と言わんばかりの目と。そうだったのです。鳥達だけではなく、ここは猿も餌場にしていたのでしょう。それ以来、この木の実は採れません。
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2009年5月14日木曜日

どうだんつつじの花

      我が家のどうだんつつじ いろいろ
白い花のどうだんつつじはもう散っています。更紗どうだんが一番遅れてやっと開きました。我が家では、どういう訳か紅どうだんの下だけに、こぼれ種での実生苗ができます。
秋の紅葉はどれも綺麗です。

隣の鳥取県智頭町では、5月15~17日の3日間、どうだん祭りが開かれます。苗木がたくさん並び、毎年遠くからこれを買い求めて来る人達で賑わうそうです。                                    

今月の教室のお花、紅どうだんが活けてありました。

2009年5月13日水曜日

花梨の花

  桜が終わり、花蘇芳の花が葉っぱに変わり、木瓜の花が散り始めると、入れ替わるようにピンクの可愛い花が咲き始めました。花梨です。周りの木々には白い花が多いので、爽やかな色が一段と素敵に思えます。無骨な実は、生食はちょっと無理ですが、秋の終わりに黄色に熟れると、我が家では花梨酒になります。咳止めや喉の痛みを和らげる効用があり、重宝しています。熟れた実を1個、部屋のどこかに、車の中に、ちょっと置いておくだけでいい香りを楽しむこともできます。

今日は午前中肌寒い雨。ここ2・3日の暑さは影をひそめました。午後やっと胡瓜の種まきを済ませました。夏野菜の植え付けや種まきは、少し遅れてもすぐに追い付くから大丈夫、と教えられて。

2009年5月12日火曜日

コケイラン(ササエビネ)の花

ここの場所で見付けたのは今年が初めて。普段は人目に付かない木立の下です。
思いがけない自然からのプレゼントに、手首の痛みなんか何処かに吹っ飛んだみたいに、嬉しかったです。
コケイラン(別名・ササエビネ) の花あまり目立つこともなく、群れて咲いていてもひっそりとしているように思えますが。









ここ2.3日は急に暑くなって、農作業をするのにはちょっとばかりきつかったです。遅れていた畑仕事にエンジンを掛けて、やっと野菜苗を植え付けられるところまで来ました。トマトの苗もそろそろ定植出来るまでに育ちました。もう遅霜の心配もないでしょうから、急がなくては。                    

4時過ぎ頃から降り出した雨の中、それでも仕事を片付けたくて少しばかり濡れてしまいました。そのせいか夕食の頃には肌寒く、結局今夜もストーブに火を入れました。

2009年5月10日日曜日

サルトリイバラの花・オウレンの実

今日は母の日。我が家では、姉夫婦が一日前倒しで昨日来てくれたので、お昼ごはんは母を連れて久し振りの外食となりました。旬の食材を使った、やさしい春の食事でした。
私はと云えば、春先からの草取り作業が災いしたのか右手首を痛めてしまい、病院に行く羽目に。腫れと熱、痛み・・、お茶碗洗いが苦痛です。で私にとっては、母の日のお祝いと言うよりも、食事作りを一回パスできてラッキーでした。 ただ不思議なことに、鍬だけは持てます。

カメラを持っての近場散策は、手首の痛みとは関係なく、毎日の日課です。写真はサルトリイバラ(別名・山帰来)の花です。この辺では田植えが終わる頃、団子やお饅頭をこの丸い葉で包んで蒸して食べる風習がありました。何故だか解りませんがこの葉っぱ、私たちは「ウマグイノハ」と呼んでいます。
秋の赤い実も又風情があります。


オウレンの花は一度ご紹介させて頂きました。今は白い花の後で丸く輪状になった実が風に揺れています。

2009年5月6日水曜日

峠の遅い桜・羅生門蔓の花


休みの間帰省していた妹が仕事に戻って行ってしまうと、我が家のゴールデンウイークも終わりとなりました。
昨夕の雨のおかげで、畑にはお湿りを貰いましたが、5月にしては肌寒い一日でした。そんな中で、遅咲の山桜が満開です。我が家の近辺で3本(谷の入り口・峠の頂上近く・我が家のすぐ傍)、今春最後の桜です。

    
ラショウモンカズラ(羅生門蔓)の花です。去年の春一株だけ見付けた場所に、今年も同じように花を咲かせていました。増えてはいませんが、一株だけでも在ることが嬉しいです。近場を歩いてみてもなかなか見つけられませんので。

2009年5月5日火曜日

花筏の花

5月3日、ちょっと近くまで車を走らせました。自生の花筏を見つけたのは初めてで、カメラを持っていて良かった、と思いました。葉の葉脈の上についているのが花です。不思議ですがこのまま黒い球形の実が付きます。別名ヨメノナミダというのも面白いです。



5/4の苗床の様子。
トンネルの中で緑色になった稲苗です。寒い日が続いたので、成長は遅れ気味です。





今年こそは、と竹林に入ってみましたが、ちょっと遅かったようです。写真の通り筍は猪に食べられていました。深い穴が掘られていた処は、美味しい筍だったのでしょう、きれいに食べていました。こちら人間は猪の食べ残しを、少しばかり頂戴して来たと言う訳です。

2009年5月1日金曜日

オオサンショウウオ・碇草の花


国の特別天然記念物、オオサンショウウオです。
田圃の水口に現れました。どうやらこの辺りに巣穴があって住み着いているようです。見付けて呼んでくれた兄の言によると、昨年もひょっこり出てきたそうですから。
両生類最大の生き物で、生きた化石と言われていますが、何ともグロテスクな生き物。見たのは初めてでした。

                                  2009・4・29写
日当りの良い林の下、碇草(イカリソウ)の花です。今年は大きな株は見当たらず、背丈の低い株があちこちにありました。世代交代したのでしょうか。こちらは見るからに可愛い花。